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地震に強い家を「テクノストラクチャー工法」開発秘話

木と鉄でつくる地震に強いハイブリッド工法

本日1月17日、阪神・淡路大震災から27年が経ちました。

実は、オネスティーハウスが採用しています、パナソニックの耐震テクノストラクチャー工法は、阪神・淡路大震災のさなかに開発されました。

木と鉄の長所をいかして 「高品質な強い木造工法を 地元の大工さんで」

テクノストラクチャー工法は、1994年パナソニック(旧松下電工の住設建材部門)さんが、今後大工さんや職人さんの減少と技術継承の危機感と対策として 「熟練した大工さんでなくても建てられ、かつ高品質な強い木造工法を」というコンセプトを原点とし、本格的に開発をスタートさせました。28年前のことです。

当時では全く存在しなかった「木と鉄」の長所をいかしたハイブリッド工法の開発です。

「お施主様が安心して長く暮らせる住まいは、その土地のことをいちばんよく知っている地元の住宅会社や工務店に建ててもらうのがいちばん」

そんな想いがあり、「家」そのものではなく「工法」の開発を目指したそうです。

最終試作棟が竣工した直後に

3度目の試作棟のモデルハウスが竣工し新たな年を迎えたさなか、1995年1月17日午前5時46分「阪神・淡路大震災」が発生し、テクノストラクチャーの試作棟が建っていた大阪府門真市では震度5。試験棟が建っていたところは地盤が軟弱だったため、実際の揺れは震度5を上回るものだったそうです。

約25万棟の住家の全壊・半壊という大きな被害が発生しました。

当時の担当者の方のお話では、担当者の方々ご自身や関係者の方々も大変だったそうなのですが、耐震性を高めた試作棟がどうなったのか気が気でなかったそうです。

堂々とそびえたつ「新しい木の家」

周りの建物、特に木造住宅が倒壊、半壊にみまわれるなか、 テクノストラクチャー工法の試作棟モデルハウスは大きな損傷も無く、無事でした。

それこそが耐震工法「テクノストラクチャー工法」の誕生です!

一般の木造住宅にはない「テクノビームの力」と「ドリフトピンでの結合」

一般の木造住宅では、柱と梁の結合部分が大きな振れとともにはずれ倒壊しましたが、テクノストラクチャー工法ではドリフトピンがしっかりと結合し、外れない仕組みの為、揺れを吸収して倒壊を防いでいたのです。

当時日本最大の実験施設で実物大のモデルハウスを持ち込み実験を重ね・・・

さらに、当時日本最大の地震・振動実験施設がある多度津工学研究所に実物大のモデルハウス(間取りは現実的な間取りであえて厳しい条件に)を持ち込み阪神・淡路大震災(震度7相当)と同じ地震の揺れを起こす実験を壁を減らすなど仕様を変えて計5回実施し、その耐震性を実証できました。

1棟1棟すべての物件に構造計算、並びにパナソニックの指定検査員が全数検査するシステムをつくるなどし、とうとう1995年6月熊本に記念すべき第1号邸が上棟されました。

「骨組みがきれいで、見ただけで強さが伝わってくる」

上棟の姿をみて、「骨組みがきれいで、見ただけで強さが伝わってくる」との感嘆の声も上がったそうです。

当時の技術者たちは、阪神・淡路大震災を経験し、この地震に強いテクノストラクチャー工法を早く世に出して普及させたいという気持ちが、より一層強くなっていったとのことでした。

それと同時に、もう少し早く世に出せればよかった…と悔しがったとか。

匠の技(テクニック)&テクノロジー + 構造体(ストラクチャー)

工法名は、匠の技テクニックとテクノロジーを融合した(→テクノ構造体(=ストラクチャー) という意味あいを込めて、「テクノストラクチャーに決定しました!

全国で7万棟達成!!

そして、おかげさまで、テクノストラクチャー工法の良さが支持され続け、2021年8月までに、全国で7万棟の住宅を建てさせていただきました。

2016年 熊本での震度7の地震

テクノストラクチャーの建物の全壊・半壊などの被害なし

2016年4月熊本で震災がありました。震度7の揺れが立て続けに襲い、強い余震が繰り返し続いたことで、建物の崩壊や大きな被害をもたらしました。

そんな中、熊本県下にあるテクノストラクチャーの建物約650棟は全壊・半壊などの被害はありませんでした

テクノストラクチャー工法の開発者たちは、さぞかし嬉しかったことでしょう。

「熊本震災を経験されたお施主様の声」掲載の冊子

店舗などでお配りしております 「 “家族と暮らしを守る” 地震に強い住まい」 という冊子に、2016年4月に発生した熊本地震を経験されたお施主様のお声が掲載されております。

ご興味のある方は、ご来場の際にお声がけください。

そして、オネスティーハウスはこれからも「地震に強い家」にこだわります